視覚障がい者用製品 JIS規格対応(JIS T9251)
浸透貼付型視覚障がい者用誘導用標示・ステップガイド
安全で快適な歩道空間
視覚障がい者が道路を歩行する際、歩行位置と歩行方向を誘導しまた段差などの警告や注意喚起を行うために敷設される、視覚障がい者がより安全で円滑な歩行をするための誘導アイテムです。
ステップガイド点字シート
下地塗料(アクリダイトVH-Y(S))を塗布したあと、点字シートを設置する貼付タイプで、
きれいに仕上がり、耐久性・強度ともにすぐれています。
特 徴
施工量/1日 | 100枚~150枚程度 人員5人 |
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工 期 | 養生時間が短く、大幅な工期の短縮が可能です。 作業終了時、休憩時、開放できます。 |
対 応 性 | 騒音も出ないので学校周辺・住宅街、夜間施工も可能です。 |
小規模施工 | 自在に加工できます。マンホール部にも容易に施工できます。 |
コスト低減 | 掘削作業をすることなく、既設歩道への施工が可能です。 規制エリアを狭くできます。 |
メンテナンス性 | ブロック単位で補修できる為、修復時も施工が容易です。 |
歩行快適性 | 白杖がひっかからない。色彩がはっきりしていて判りやすい。 ブロックと違い、スロープ状に美しく設置できます。 |
滑り止め効果 | BPN 50以上 (ポータブルスキッドレジスタンステスターによる) |
耐 久 性 (歩道部) |
耐候性、耐摩耗性に強く、接着性に優れています。 |
耐 久 性 (車両乗入部) |
横断歩道用点字「エスコートブロック」で長年に渡り実証しています。 |
環 境 | 掘削しないので建設廃材を出しません。 土壌汚染対策法施行規則31条第1項に定める溶出量における環境基準のうち、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、セレン、ふっ素及びほう素における基準に適合 |
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処 理 | 既設アスファルトと一緒にアスファルトがらで処理 |
認 定 | 国土交通省 NETIS登録番号:KK-980015-V 愛知県リサイクル資材評価制度「あいくる」 認定資材番号 25)-2 |
下地処理
- 旧設アスファルト、旧設コンクリート舗装の場合は下地処理は不要です
- 新設アスファルト舗装 プライマーAD-46
- コンクリート舗装 プライマーAD-80
- インターロッキング部 プライマーAD-46
- 陶板タイル・石板部 プライマーJT
形状・寸法及びその配列
浸透貼付型点字シート(TJ)
〈仕様〉
- 材質シート …… 不織布
- 突起部 ……
MMA樹脂+陶磁器くず(55%) - 形状 …… ハーフドーム型
- 点状突起(並列配列)…… 25個
浸透貼付型点字シート(SJ)
〈仕様〉
- 材質シート …… 不織布
- 突起部 ……
MMA樹脂+陶磁器くず(55%) - 形状 …… ハーフドーム型
- 点状突起 …… 4本
JIS T9251に対応
製品規格
点字シート
項 目 | 試験成績 | 品質規格 |
---|---|---|
色相(目視) | 同等 | 色見本と同等であること |
圧縮強さ(kN/cm2) | 6.050 | JIS K 5655 8.18 準拠 0.802以上 |
曲げ強度(MPa) | 85.23 | JIS K 6911 5.17 準拠 4.903以上 |
引張強度(MPa) | 26.35 | JIS K 6911 5.18 準拠 2,942以上 |
耐摩耗性(mg) | 64 | JIS K 5665 8.17 準拠 200以下 |
耐候性(目視) | 異常なし | 紫外線蛍光ランプ法 200hの試験で異常のない事 |
すべり抵抗値(BPN) | 75 | ポータブルスキッドレジスタンステスターによる 50以上 |
アクリダイトVH-Y(S)
項 目 | 試験成績 | 品質規格 |
---|---|---|
密度(23℃)(g/cm2) | 1.6 | JIS K 5600 2.4 準拠 1.7±0.2 |
圧縮強さ(kN/cm2) | 2.000 | JIS K 5665 8.18 準拠 0.802以上 |
可使時間(23℃)(分) | 8 | ゲル化による 5~15 |
硬化時間(23℃)(分) | 25 | 指触による 45以内 |
粘度(Pa・s) | 4,050 | JIS K 7117-1 準拠 3.000~7.000 |
色相(色差) | 1.1 | 標準黄色見本との色差(ΔE) 3.0 以内 |
引張り接着強さ(kN/cm2) | 0.24 | 垂直引張り試験、破断時の荷重 0.049 以上 |
耐候性 | 合格 | 暴露12ヶ月の試験でしわ、割れを認めないこと |
トップコートAD-23
項 目 | 試験成績 | 品質規格 |
---|---|---|
密度(23℃)(g/cm2) | 1.0 | 浮きばかり法による 1.0±0.1 |
粘度(mPa・S) | 220 | JIS K 7117-1 準拠 100~400 |
可使時間(23℃)(分) | 8 | ゲル化による 5~15 |
硬化時間(23℃)(分) | 23 | 指触による 15~45 |
浸透貼付型視覚障がい者誘導用標示「ステップガイドR」施工手順 (横断歩道用も施工要領は同じです。)
- ①測量し、墨糸を用いて作図レイアウトします。(30.5cm~31cmで墨出し)
- ②施工路面の水分、泥、砂塵等を十分に取り除きます。
必要に応じてガスバーナー等で乾燥させます。
- ③マスキングテープを確実に貼り付けます。
- ④シートを置いて確認。
加工が必要な所は事前に切断し確認します。
- ⑤下地塗料にBPO粉末(硬化剤)を所定量添加し、30秒程度かき混ぜます。
- ※下部から上部へかき上げるように。
- ⑥点字シートの貼り付けは二人一組で行います。下地の塗料は、確実に混合・攪拌し、ヘラ・コテを用いて素早く均一に塗布します。
- ※下地材(アクリダイト)の塗布量
が少な過ぎると、割れる原因に
なります。
(参考:密粒As 500g/枚)
- ⑦点字シートの白い部分が、塗料で全面的に塗れるようにハケ等で軽く抑え、確実に浸透・接着させます。
- ※シンナーや溶剤が付着した状態で使用しないでください。
- ⑧点字シートの貼り付け後、速やかにマスキングテープを除去してください。
- ⑨下地塗料が完全に硬化した後(約30~50分)トップコート「AD-23」に硬化剤を入れ、よく攪拌し、速やかに全面にローラー塗りします。
完全に乾燥・硬化させます。(約20分) - ※シンナーや溶剤が付着した状態で使用しないでください。
ローラーは使い捨てとしてください。 - ⑩ヘラ、タガネ等を用いて不良箇所を補修します。